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  • お薬を飲み忘れた場合は、次にお薬飲むときに一緒に飲んでもいいですか?
    次の服用時間まで時間があるときは、気付いたらすぐ飲んでください。服用時間に近かったり、その時間がきてしまったら、1回分は諦めましょう。決して2回分を同時に飲んではいけません。1日3回服用の場合は、次回服用まで4時間以上、1日2回の場合は5時間以上、1日1回の場合は8時間以上をあけるようにしましょう。
  • お薬を服用するタイミングについて教えてください。
    薬を飲む時に食後・食前・食間などの指示が入っています。それぞれの薬の性質によって決められていますので、指示通り飲まないと期待した効果を得られなかったり、副作用を生じたりすることがあります。 食前:食事の約30分~1時間前 食直前:食事のすぐ前 食直後:食事のすぐ後 食後:食事を摂った後、約30分以内 食間:食事を摂った後、約2時間後以降 就寝前:寝る直前、もしくは約30分~1時間前
  • お薬を水以外で飲んでもいいですか。
    お薬との相性もあり、水または白湯で服用するのが原則です。 ・アルコール:多くの薬の働きに影響を及ぼしますので、絶対にお酒で薬を飲んではいけません。特に催眠鎮静薬や血糖降下薬と一緒にお酒を飲むと、作用を増強させてしまい、強い眠気や意識障害を引き起こす危険性があります。 ・カフェインを多く含む飲み物(緑茶、紅茶、コーヒーなど):鎮咳去痰薬(せき止め)にはカフェインと同じ系統の成分を含んでいるため、カフェインを多く含む飲み物と一緒に飲むと作用が強く出てしまい、不眠やふるえ、吐き気などを引き起こすことがあります。コーヒーや紅茶などを飲んだ場合、30分以上空けてから薬を飲むようにしてください。 ・牛乳:カルシウムやたんぱく質を豊富に含む牛乳は、薬との相互作用を引き起こしやすいので注意が必要です。抗生物質の中には、有効成分が牛乳中のカルシウムと結合して、効果が現弱してしまうものがあります。 ・ジュースやスポーツ飲料、硬度の高い水:特に、グレープフルーツジュースは、薬の代謝酵素の働きを弱める物質を含んでいるため、効果を増強させることがわかっています。主に、降圧薬(カルシウム拮抗薬)や抗血小板薬といった、医療機関で処方された薬では注意が必要です。また、スポーツ飲料水や硬度の高い水は、カルシウムなどのミネラルが含まれているために薬の効果を弱めることがあります。
  • お薬はどこに保管し、注意することは何ですか。
    ※散剤・錠剤・カプセル剤:梅雨時期などは湿度が高くなるので錠剤・カプセル剤・散剤は水分を吸収して変化を起こしやすいので、できるだけフタの閉まる缶などに乾燥剤を入れて保管しましょう。 ※液剤(シロップ):できるだけ冷蔵庫など冷暗所に保管しましょう。凍結により薬が変化するものもありますので冷凍庫での保管は避けるようにしましょう。計量カップ、薬瓶の口は常に清潔に保ちましょう。 ※点眼薬:点眼袋は指示のあるものは、それに従うようにしましょう。点眼薬で遮光袋がついているものは袋に入れ保管しましょう。 ※坐薬:夏場など気温の高い時期は坐薬が溶けやすいので挿入部を下にして冷暗所に保管しましょう。一度溶けてしまった坐薬は、原則使用しないようにしましょう。 ※インスリン注射薬:インスリン注射薬は凍結を避け冷蔵庫など冷暗所に保管しましょう。。ただし、使用中のペン型インスリン注射薬は結露を避けるため冷蔵庫に入れないようにしましょう。
  • 残っている処方薬は飲んでも構いませんか。
    医師が処方したお薬は、患者様のその時の症状に一番合ったお薬が処方されています。もし余ったお薬を保管したい場合はご紹介した保管方法を守り、使用する際はその都度、医師や薬剤師に必ず相談するようにしましょう。保管方法を守れば、散剤、水剤を除くほとんどのお薬は未開封の状態で、6ヵ月~1年以上保つようにできていますが、一度開封しますと、保管条件や使い方で品質が大きく変化するため、使用できるかを一律に決めることができません。点眼薬やシロップ剤などは、開封してから長時間たつと、細菌やカビで汚染される可能性があります。開封したら冷蔵庫で2週間くらいまで、また外用液剤は開封後1ヵ月くらいを目安に使用しましょう。粉薬や顆粒状のお薬は湿気に弱いので、開封時に固まりができていたり、湿り気のある場合には、医師・薬剤師に相談 するようにしましょう。
  • 薬局ならどこでも調剤してくれますか。またいつでも調剤してくれますか。
    薬局には、調剤薬局と薬店があります。「保険薬局」「保険調剤」「処方せん受付」などの表示のある薬局であれば、どこでも調剤してもらえます。薬店では、調剤できませんので注意しましょう。お好きな薬局を選び、薬局にお持ちください。その中でお気に入りの薬局が見つかれば、かかりつけ薬局にすると便利でしょう。 処方箋は、交付日を含めて原則4日以内が有効です。有効期限が指定された処方せんは、その有効期限内なら、いつでも調剤します。もし、お薬の在庫が無く、すぐに調剤できない時は、差し支えなければ処方箋をお預かりして後ほど調剤を行うことも可能です。病院のFAXコーナーなどを利用すれば、早くお薬を揃えることができますので、ご利用ください。
  • 処方箋を代理人が持っていっても調剤してもらえますか。
    処方箋があれば、ご本人でなくてもお薬をお渡しすることができます。患者様本人はご自宅でお休みになり、ご家族の方などが処方箋をご持参になっても、調剤することは可能です。その際に「お薬手帳」を一緒にご提示頂くと安全にお薬を調剤できますのでぜひ活用しましょう。
  • お薬だけほしい場合、一度もらったお薬は同じ薬局に行けば調剤してもらえますか。
    処方箋がなければ、調剤することはできません。薬剤師は、医師の診断の結果、症状に応じて発行された処方箋に基づいて調剤しますので、病院で処方箋を発行して頂き、薬局へご持参ください。
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