お薬との相性もあり、水または白湯で服用するのが原則です。
・アルコール:多くの薬の働きに影響を及ぼしますので、絶対にお酒で薬を飲んではいけません。特に催眠鎮静薬や血糖降下薬と一緒にお酒を飲むと、作用を増強させてしまい、強い眠気や意識障害を引き起こす危険性があります。
・カフェインを多く含む飲み物(緑茶、紅茶、コーヒーなど):鎮咳去痰薬(せき止め)にはカフェインと同じ系統の成分を含んでいるため、カフェインを多く含む飲み物と一緒に飲むと作用が強く出てしまい、不眠やふるえ、吐き気などを引き起こすことがあります。コーヒーや紅茶などを飲んだ場合、30分以上空けてから薬を飲むようにしてください。
・牛乳:カルシウムやたんぱく質を豊富に含む牛乳は、薬との相互作用を引き起こしやすいので注意が必要です。抗生物質の中には、有効成分が牛乳中のカルシウムと結合して、効果が現弱してしまうものがあります。
・ジュースやスポーツ飲料、硬度の高い水:特に、グレープフルーツジュースは、薬の代謝酵素の働きを弱める物質を含んでいるため、効果を増強させることがわかっています。主に、降圧薬(カルシウム拮抗薬)や抗血小板薬といった、医療機関で処方された薬では注意が必要です。また、スポーツ飲料水や硬度の高い水は、カルシウムなどのミネラルが含まれているために薬の効果を弱めることがあります。